モモコン夏のダンスDAYS! ワークショップレポート【4日目&ショーイング】

●4日目&ショーイング●


10:00-12:00 合同ワークショップ


最終日。ショーイングへ向けてラストスパート!

〈振り①〉を最終確認して、〈振り②〉の大詰めへ。舞台美術に’なる’班は2つ目のチーム(水中ミラーボール)の舞台美術が難航中。うーんと唸りながらも踊りといい場所を探していきます。1チーム目(チーム社畜)は1人ずつ抜けてほかの人の様子を見たりしながらさらに個々が強くなるにはどうしたらいいか言い合ったり。それぞれ時間が少なくなる中追い込み。

なんとか両方の舞台美術も決まり、ショーイングにむけて〈振り①〉→〈チーム社畜〉→〈チーム水色ミラーボール〉と転換のながれを作っていきます。

横ではダンスダンギの準備も始まる中ぎりぎりまで調整。特に舞台美術班は決まったばかりのチーム水色ミラーボールの確認を中心に最後の最後までおさらいしていました。


そして杉山至さん(舞台美術家)のダンスダンギの前半終了あとにいよいよ本番。ダンスダンギの参加者の皆さんと杉山至さんが見守る中ショーングスタートです。


ダンサー班全員の〈振り①〉の後、〈チーム社畜〉。このチームはギリシャ神話っぽさがポイント。大きなカーテンの前でワイドに舞台美術班は4隅で柱のよう座ったり立ったり。ダンサーも身長の差が遠近法みたいに見えたりして高低の差を活かした空間になりました。

〈チーム水中ミラーボール〉は会場のドアがあけて半分外の光や音が感じられる中スタート。舞台美術班は昔の貧乏劇場(?)のように横にカーテンが開きます。やがてだんだん森になり外へ出ていく美術に。ダンサーは森の舞台美術たちをすり抜けながら踊っていました。


杉山至さんには“雰囲気が全く違うから同じ振りには見えないね”とお褒めの(?)言葉をいただき、そのあともいろいろ講評を頂きました。

本番が終わり、タイミングを間違えて悔しそうにする方、ほっとした方、清々しい顔などなどいろいろな表情のみなさん。本番もだけれども、それまでの過程での発見や考えたことなどもワークショップの醍醐味だったなぁとじわじわ実感してこれを書いている現在。

4日間という短い間でしたが、じっくりと参加者のみなさんと関わることが出来た気がしています。勝手に。

そして「ご多分〜」の公演の振りをいろいろな方と出来て、今まで感じていたことの幅が広がったというか、なんというか、私たちも参加者のみなさんからいろいろもらった4日間でした。ありがとうございました。


[記:ゆうだ]