モモコン夏のダンスDAYS! ワークショップレポート【2・3日目】

●2日目●


8/23 18:30-21:30 合同ワークショップ


2日目からはダンサー班と舞台美術に’なる’班、一緒になってのワークショップです。

今日は盛りだくさんの1日なので、ささっとストレッチとおしり歩きリレーをして〈振り①〉をおさらい。

舞台美術班に見てもらい、どれだけ覚えているかのコーナー。

昨日なんども踊ったため、フリにあわせて筋肉痛を発見した方も多い様子。私もばっちりとふくらはぎや背中回りが。


その後は〈振り②〉の各3パートと舞台美術班にわかれて昨日の復習。

舞台美術班は〈壁になる〉をふたたびじっくり。ダンサー班はより細かくニュアンスを共有しながら、これから3パート組み合わせる時にそなえて位置関係やタイミングもあわせて伝えていきます。

振りを伝える側ですが、ピッと止まる瞬間の目線が凛々しかったり、実際の振りとは少し違うけれど、人によってはそちらの方が味があってよかったりと、”なるほどー。”の日々です。

一緒になって自分も上手くいかないところを練習してしまったり。。。


そしていよいよ〈振り②〉の3パートを組み合わせます。

舞台美術班も、どう舞台美術に’なる’かを企てる大仕事のはじまり。


〈振り②〉は振りそのものも活かしつつも、3パートの位置関係やふとした瞬間にさりげなく振りが合わさったりするところがポイントに。メンバーが実際に動きながら3人の関係を伝えたあと、メンバーと交代に同じパートの参加者が1人ずつ入り、体験しながら覚えます。

美術班はその間カラダはお休みでひたすらダンサーの動きをみる作業。振りの雰囲気や位置関係から感じた印象をメモしたりスケッチしたり。

お互いに、淡々と地道にショーイングへ向けての作業が続きます。


2日目最後、ダンサー班はそれぞれのパートを組み合わせて2つにチーム分けして動いてみます。

ざっくりとした各チームの個人的な第一印象は、1チーム目(チーム名:社畜)は背丈はちぐはぐでどことなく雰囲気似ているチーム。2チーム目(チーム名:水中ミラーボール)は格好は似ているけれど、過ごしている環境がバラバラに見えるチーム。

舞台美術班はチームごとにスケッチ。“渋谷のセンター街にいそう”など謎の感想をお互い言い合っていました。


同じ振りなのにまったく雰囲気の違う2チーム。そこにどんな美術が加わるのか3日目が楽しみです。




●3日目●


8/24 10:00-12:00 合同ワークショップ


朝から再会。ストレッチと〈振り①〉をダダダっと駆け抜けて、今日のメイン〈振り②〉へ。

ここから舞台美術に’なる’班の活躍どころです。

ダンサー班は各チームに分かれて振りやタイミングや配置の研究。3人のタイミングを気にしすぎるとひとりひとりの感覚がおろそかになってしまうし、我が道をすすみすぎるとほかの人のみせどころを逃してしまったり。お互いの感覚を伝えつつ微妙な塩梅を探していきます。

舞台美術班は1日目の〈その場の雰囲気を違う場所に移してみる〉の話のように“ここに森があったら。。。” “なるべくここはシンプルに” など試行錯誤。実際にダンサーの中に立つなど配置もしていきます。

自分が美術になっているときは他の人にみてもらい、時にはビデオに撮ったりしながら。

舞台にいるけれど、踊ることではなく美術を演じるわけでもなく、うーん、作品の雰囲気として存在しているような。。。。人が舞台美術になるってどういうことだろうかと改めて考える場面でした。


後半は舞台美術班だけでミーティング。実際に発表する場所選びもあわせてより場面の雰囲気が出るよう検討中。

その間ダンサー班は〈振り①〉をもう一度見直し中。くり返し動く中でだんだんと自分の見せ所ポイントがそれぞれ出てくるようになってきた気がする3日目。


この日はそのあと伊藤千枝さんとのダンスダンギもありました。千枝さんのお気に入りのダンスシーン(映画やMVなども!)をたくさん持ってきてくださいました。

”ここ好きっ!”って感覚は、踊る中でも生活の中でも忘れないようにしたいなぁと、今日1日を通して。